【相続税申告が気になる方向け】相続が発生したらまず何をするべきか(簡略編)
奈良県民の貯蓄額は全国的に見ても高い水準
奈良市の1世子(二人以上の世子)引あたりの貯蓄現在高が東京都区部に次いで全国第2位、および奈良県は金融リテラシーの高さでも全国トップクラスであり年収に対する貯蓄額の割合も全国1位などと言われています。
このことから、奈良県民は収入に対して貯蓄を多く行う傾向があると考えられ、貯蓄習慣が相続時にも多くの財産を残されている場合が多いと想定されます。
そのため、相続手続きにおいては、これらの財産を適切に把握し、管理することが重要となります。
【相続税申告が気になる方向け】相続が発生したらまず何をするべきか(簡略編)
親の遺産が多い場合、相続手続きは非常に複雑になりがちです。初めて相続を経験する方でも安心して進められるよう、まずは以下の簡単なステップを抜け落ちなく押さえておきましょう。
1. 財産の大まかな金額を把握する
まずは、遺産の全体像を把握します。
- 銀行口座
- 不動産
- 株式
- 保険 など、財産の種類をリストアップし、大まかな金額を算出します。
2. 相続人を確定する
相続人が誰であるか何人いるかを確認します。
- 民法に基づき、配偶者や子ども、場合によっては兄弟姉妹が相続人となります。
- この時点で家族間の話し合いを始めることも大切です。
3. 基礎控除を確認する
相続税の計算には、基礎控除
が適用されます。
- 基礎控除の計算式:3,000万円 + (大体相続人の数× 600万円)
例:法定相続人が3人の場合,基礎控除額は4,800万円となります。
4. 基礎控除を超えている場合は税理士に相談
遺産が基礎控除額を超えている場合、この時点で税理士に相談することを強くおすすめします。
税理士に依頼するメリット
- 税理士は、相続税申告の専門家です。
- 申告期限(相続開始から10カ月)内に適切な申告を行うためのアドバイスを受けられますし、申告書の作成から代理提出まで丸投げできます。
税理士に依頼する主要な利点
- 税金額を意識した遺産分割協議のアドバイス
- 税金額を減らせる特例を見逃さない
- 複雑な土地評価を任せることができる
- 財産を網羅的に把握した遺産分割協議書の作成
- 税務調査時にも立会いをしてくれる
その他の専門家に依頼を検討する場合
司法書士への依頼を検討する場合
司法書士は主に不動産登記の専門家です。ただし、登記義務の期限は3年と相続税申告の期限(10カ月)よりも遅いため、優先順位としては税理士への相談が先です。
弁護士への依頼を検討する場合
弁護士は、相続人間でのトラブルがある場合に依頼するのが一般的です。
銀行への相談はどうか?
銀行でも相続関連のサービスを提供していますが、実際には税理士や司法書士、弁護士への依頼が別途必要になる場合が多いです。
相続税申告を効率的に進めるために
相続は一生に何度も経験するものではありません。そのため、初めての手続きで戸惑いや迷いや不安を感じる方も多いでしょう。
当事務所では、お客様が安心して手続きを進められるよう、丁寧にサポートいたします。
初回無料相談のご案内
具体的な手続きの流れや費用感についても詳しくご案内しております。お気軽にお問い合わせいただき、ぜひ一度お話ししましょう。
皆さまの相続が円満に、そして適切な納税で完了することを心より願っています!